南塚原58号墳出土象嵌装大刀(町指定有形文化財)

南塚原58号墳出土象嵌装大刀の全体写真
南塚原58号墳出土象嵌装大刀の鍔部分

平成29年1月27日指定

所在地 神川町大字植竹900-1

 

大字二ノ宮にあった南塚原58号墳は、7世紀初頭から前半につくられた径約18メートルの円墳で、大刀は古墳の横穴式石室から出土しました。大刀は全長93センチメートル、刃部長82センチメートルの平造りで、鍔(つば)・鎺(はばき)・縁金具(ふちかなぐ)に象嵌を施しています。この大刀の鍔の特徴や文様が、愛知県豊橋市の前方後円墳から出土した大刀と一致しており、他地域との交流を知るうえで貴重な資料になっています。

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