元禄十五年国境論争裁許絵図(町指定有形文化財)

幕府が栽定を下した時の証拠としての元禄十五年国境論争裁許絵図(町指定有形文化財)の写真

平成14年5月31日指定
所在地 神川町新宿地内

 神流川の流路が一定しないため右岸の新宿村寄島と左岸の保美村(現在の群馬県藤岡市)との間で境界について争いとなり、元禄15年(1702)に幕府が栽定を下した時の証拠としての絵図です。絵図には争点となった神流川をはさんで新宿村と保美村の当時の家屋敷や田畑の様子が描かれ、裏面には裁定にいたる経過と結果が記されています。この裏書によれば、神流川の中央を境界とする寄島側の主張が認められました。

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